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ハッチ開閉手順

ハッチを閉める

1. ハッチ内に入り、制御盤の退出確認ボタンを押す→アラームが鳴るので、直ちにハッチ外へ退出する。

※この状態で何もしないと、アラームが止まるので、再度1をやり直してください。

※自分を含めて、退出した人の線量計が着いているか(落としていないか)確認する。

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2. アラームのテンポが変わると扉の「閉」(赤いランプのボタン)が点滅し、扉を閉めることが可能

※扉を閉めるとき、床の白線の内側に入らない。白線の内側はセンサーで監視しており、動作するものがあると退出シークエンスをやり直す必要があります。影もNGです。

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3. 扉が完全に閉まると、先ほど押した「閉」ボタンが点滅→点灯へ。タッチパネルに「ROCK」が表示される。

4. 操作パネルのキーを「Disable」から「Enable」へ回す。(時計回り)

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5. タッチパネル上の「DSS」ボタンを押し、「OPEN」ボタンを押して、色が変わったら「ENTER」を押す。こうするとタッチパネル上に「BEAM ON」が表示され、操作パネル上「実験中」が点灯しX線が照射される。

ハッチを開く

1. タッチパネル上の「DSS」を押し、「CLOSE」ボタンを押す。色が変わったら「ENTER」を押す。こうすると、「BEAM ON」が消灯し。X線が遮蔽される。

[注意] 必ず、BEAM ONが消えていることを確認する。

 

2. 操作パネルのキーを「Enable」から「Disable」へ回す(半時計回り)

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3. 扉「開」ボタンを押す。扉が開く。

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タブレットの使用方法

1. 右サイドの電源ボタンを押す

2. 待ち受け画面が表示されるので、上方向にスワイプする(指を画面につけて、上方向になぞる)。

※少し反応が鈍いです。上手く行かないときは、指の速度を早くして何度か試してください。

3. パスワードを入力してください。

※数字は該当ボタンを押しながら上方向にずらすと出てきます。

4. 画面にLINEが出ているので、LINEに登録されている担当者と連絡を取ってください。

LINEを使ってテレビ電話のようにサポートを受けることが出来ます。

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ダクトの使用方法

BL03XUには第一ハッチと第二ハッチがあり、以下の図の★の位置に配線用のダクトがあります。

はユーザーで操作可能です。第二ハッチのに関してはハッチ内側からのユーザー操作を許可しています。のダクトをハッチ外側から開ける場合は、BL担当者に連絡してください。

※退出シークエンスを行った後(BEAM ON)の状態で、ダクト操作は一切禁止です。絶対に開けないでください。もしも、BEAM ONの時にダクトを開けると、レベル7が発報しSPring-8のリング全体がアボートします(全ビームラインのビームが落ちます)。

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左:第一ハッチ、右:第二ハッチ

青★のダクト開閉手順

1. 自動扉が開いていることを確認する。

2. ボルトナットを外す。(電動器具もあります)

 ※細いコードであれば、片側だけ開けた状態でも通すことが出来る。

3. コードを通したのち、ダクトを閉め、先ほど外したボルトを止める。

4.  手でダクトを引いてもあかないことを確認する。

 ※強く締める必要はない。しかし、しっかりと閉まっていることを確認すること。

赤★クト、ハッチ外側開閉手順

※かならずBL担当者と相談すること

1. 自動扉が開いていることを確認する。

2. 自動扉を閉める。出入りは手動扉側で行う。

※退出シークエンスを行わないで、閉ボタンを押す

3. ボルトナットを外す。(電動器具もあります)

 ※細いコードであれば、片側だけ開けた状態でも通すことが出来る。

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4. コードを通したのち、ダクトを閉め、先ほど外したボルトを止める。

5.  手でダクトを引いてもあかないことを確認する。

 ※強く締める必要はない。しかし、しっかりと閉まっていることを確認すること。

電源関係の注意

通常の電源(100V15A)は電源タップを用意しています。第一ハッチ、第二ハッチ共に5口以上はご用意があります。

※たこ足配線は施設(SPring-8)として禁止されています。ハッチ内だけで10口以上の電源を使用する場合、コードリールを使用して下さい。

ハッチ内外の電源について、一部の電源は検出器や精密機器などと配線されています。このため、ユーザーの利用できない電源あります。黄色のテプラでユーザーの利用できる電源を示しています。使用不可能なものは赤のラベルがあります。

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左:第一ハッチ、右:第二ハッチ

第一ハッチの電源

単相100V            15A×5口(日常的に使用するコンセント)

単相200V            30A×1口(引掛けタイプ)

三相200V            30A×1口(引掛けタイプ)

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第二ハッチの電源

単相100V            15A×5口(日常的に使用するコンセント)

単相200V            30A×1口(引掛けタイプ)

三相200V            30A×1口(引掛けタイプ)

三相200V            125A×1口(配線接続:メガネ端子、下図参照)

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・その他電源

そのほかにも電源はございますので、ご相談ください。

圧空について

施設供給の圧空を使用することが可能です。

接続配管:Rc3/8 メス

最大圧力: 0.4MPa

最大供給量:調査中

※時間あたりに大量の圧空を使用する場合はお問い合わせください。(圧空は一か所で製造したものを施設全体で共有しています。)

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冷却水について

施設冷却水

施設冷却水は、施設全体で使用しているため、持ち込み装置の冷却に使用することを推奨しておりません。基本的に循環式恒温水槽の使用をご検討ください。使用の場合は、事前にビームライン担当者へ連絡をお願いいたします。

循環式恒温水槽

移動式のため、どこにでも設置可能です。

保有数:1台

機器名:CCA-1112A(EYELA製)

温度範囲:5~35℃

槽液:水道水

接続配管:φ6mm ナイロンチューブ

液体窒素の使用について

2018年度より、液体窒素は購入していただくようになりました。申請無しの共通液体窒素からの汲み取りは禁止されています。(JASRIが専用ビームラインへの液体窒素供給をストップしたため)。ご利用の場合は、事前に担当者へご連絡ください。

ゴミ箱の使用について

ゴミ箱には捨ててよいものと、捨ててはだめなものがあります。適切な運用をおねがい致します。注射器、薬品付着品は通常のごみ箱へは捨てられません。お持ち帰りください。
 

燃えるゴミ、金属類、プラスチックごみは第二ハッチのハッチ入り口付近にあります。
 

実験開始前、実験開始後にゴミ箱をチェックし、ご自分のメンバーあるいは他のビームラインユーザーが廃棄禁止ゴミをゴミ箱に捨てていないかチェックしてください。もしも、見覚えのない廃棄禁止ゴミが入っていた場合はビームライン担当にお申し付けください。

側室の使用について

ドラフト

 簡単な化学実験を行えるドラフトがあります。使用には、特に申請などは必要ありません。薬品を使用する場合は、課題申請時に薬品持ち込み申請と安全審査をお願いいたします。廃液は持ち帰っていただきます。

薬品庫と冷蔵庫

 持ち込む薬品を一時的に保管する薬品庫と薬品用冷蔵庫があります。持ち込んだ薬品は、使用するとき以外こちらの薬品庫での保管をお願いいたします。持ち込んだ薬品は、薬品庫の上部に置かれている記録簿に持ち込んだ薬品名、申請者名、保管期限などの記入をお願いいたします。ご自分のビームタイムが終了しましたらお持ち帰りください

 冷蔵庫もご利用いただけます。こちらは、実験用となりますので、食品の持ち込みはお断りいたします。持ち込んだ物品に関して、所有者がわかるようにラベルなどを貼ってください。こちらも、ご自分のビームタイムが終了しましたらお持ち帰りください

収納と機器

 側室には、ビームラインで使用する多数の機器がございます。スペースが必要な際はお申し付けください。機器を移動いたします。精密機器や繊細な部品などもありますので、機器のご自分での移動はお控えください。装置の預かりは、基本的にはお受けできません。外側室にある、各グループ用のロッカーをご使用ください。

ビームライン共通機器

DSC(JASRI所有:同時測定用)
ラマン分光装置(JASRI所有:同時測定用)
顕微鏡
デジタルマイクロスコープ

トラブルシューティング

・ハッチ操作ミス(レベル1&2のアラート発報)

  1. 落ち着いて、タッチパネル右上の「SOUND STOP BUTTON」を押して、アラームを止める。

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  • キーを「Enable」から「Disable」へ動かす(反時計回り)

  • 「オープン」ボタン(ボックスについている緑色に光っているボタン)を押して、自動扉を開ける。

  • 実験を行う場合は、退出シークエンスを再度行えば通常通り使えます。

※画面上部の白枠の中に、エラー原因が出てきます。上記でわからない場合は、ビームラン担当に白枠内の記述をお伝えください。

・ビームアボート後の復帰

  1. Beamが出せる状態なのかをHPあるいは放送で確認。

※以前、確認方法として使用していたハッチ上部に取り付けられている「BEAM ON」ランプは現在使用されていません。BEAMの発生の有無にかかわらず、常にランプは消灯しています。

  • タッチパネル上にMBSの表示が出ているので、こちらを操作してMBSをあける。

  • IDギャップを確認あるいは変更する。IDギャップはソフトの波長変更で行います。

・レベル3以上のアラート発報

              →直ちにBL担当(増永:内線3935、加部:内線3930)に連絡

               夜間の場合はBL担当の携帯電話に連絡。つながらない場合はBL当番(内線3899)へ連絡

               夜間でも躊躇しないで連絡

・線量計の誤照射

              →直ちにBL担当(増永:内線3935、加部:内線3930)に連絡

               夜間の場合はBL担当の携帯電話に連絡。つながらない場合はBL当番(内線3899)へ連絡

               夜間でも躊躇しないで連絡

・ブザー音が発生、ブレーカーが落ちた

→漏電か窒素ガス供給装置の故障の疑いあり。直ちにBL担当へ連絡。つながらない場合BL当番へ連絡

・ユーザーカード紛失

→事務局(内線:4071)、BL担当(増永:内線3935、加部:内線3930)に連絡

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